「店舗は“売る”場所じゃない?」アイスタイルリテール細田氏が語る、これからの小売に必要な視点|C Channel勉強会レポート
- 夏子 福永
- 2025年7月24日
- 読了時間: 4分
2025年7月9日、美容・ライフスタイル企業のマーケティングご担当者様に向けて、C Channel株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:森川亮)はSNSマーケティング勉強会を開催しました。

今回のテーマは、「体験が生み出す“試す・広げる・つながる”仕組み」。
登壇したのは、@cosme SHOPPING(EC)や@cosme TOKYO等の店舗などを展開する株式会社アイスタイルリテールの細田明日香氏。「売る」のではなく、「出会いを生む場所」としてのリアル店舗の価値を、現場での豊富な経験と具体的な事例をもとに語っていただきました。

「商品が置いてあるだけの店」に、未来はあるか?
「リアルな店舗は、商品をただ置いているだけではもう売れない」
そう語る細田氏が強調したのは、“わかる”を生み出す体験づくりの重要性です。
今の@cosmeが大切にしているのは、商品がどれだけ売れたかではなく、
「なぜこの商品を選んだのか」をお客様自身が納得できる体験を提供できているかどうか。
来店はゴールではなく「商品との出会いのきっかけ」
数字ではなく「どれだけ満足できたか」を評価の中心に
お客様の興味や状況にあわせた、最適な体験を提供する
このような姿勢が、リアルだからこそできるブランドとのつながりを生み出しているのです。
SNSとつながる“体験の導線”をどうつくるか?
細田氏は、「リアルでの体験がSNS上でも語られることを想定して店舗や店舗のイベントが設計されている」と話しました。
体験した驚きや納得感が、SNSでのシェアや再来店につながるように。
@cosmeの店舗では、店頭での体験・理解・共感が自然につながっていくような仕組みを意識してつくっているといいます。
こうした工夫により、リアルな店舗体験が、SNS上でのクチコミやファンの広がりへとつながる流れが生まれています。
「接客=対面」ではなくなる時代へ
コロナ禍を経て、オンライン接客やライブ配信の重要性が高まる中、美容部員の役割も大きく変化しています。
細田氏は「いまや接客は、店頭での対面だけにとどまりません」と語ります。
実際に@cosmeのプラットフォームでは、店舗スタッフが店頭だけでなくオンライン上でも商品の魅力を発信し、あらゆる接点でお客様とつながる体制を整えています。
このように、伝える場所を問わず価値を届けられる“スタッフのあり方”や“関わり方”が、今後の店舗の魅力を左右する大きな要素になりつつあります。
【登壇者プロフィール】
細田 明日香氏

株式会社アイスタイルリテール
リテールカスタマーエクスペリエンス本部
リテールソリューション開発部 部長
事業会社のマーケティング領域、広告/クリエイティブエージェンシーのストラテジックプランナーを経験後、2018年にアイスタイルグループに入社。
2020年、@cosme TOKYO立ち上げメンバーとして、ブランド向けサービス設計・価値伝搬を担当。2年間にわたりリアル店舗起点のプロモーションサービス拡張をリード。
2023年よりリテール領域(EC/店舗/ライブショッピング等のデジタルコンテンツ)のソリューション全般を統括。小売プラットフォーム内におけるサービス拡張と、ブランド体験創出を推進中。
C Channelが主催するSNSマーケティング勉強会について
C Channelでは、美容・ライフスタイル業界のマーケティングご担当者様向けに、2ヶ月に1回のペースで勉強会を開催しています。実際の現場で起きている変化や、すぐに活用できるSNS活用のノウハウなど、「机上の理論ではないリアルなヒント」が詰まったイベントです。次回は9月に開催予定です。
店舗とSNSがつながる“新しい買い物のしかた”をつくるために
店舗での体験と、SNSでの話題づくり。この2つをつなげる動きは、C Channelでも本格的に進めています。2025年7月、C Channelは、買い物の記録データをもとに広告の配信ができる仕組みを持つ株式会社アドインテと新しくパートナー契約を結びました。この連携により、 私たちがインフルエンサーと一緒につくってきたSNS投稿を、 アドインテ社の仕組みを使って、「買うかもしれない人」に、ちょうどよいタイミングで見せることができるようになります。
たとえば、 「この商品、SNSで見た!」と思った次の瞬間に、近くの店舗で動画を目にしたり、アプリに表示されたりする。そんな、“買いたくなる流れ”を自然に作るしくみです。
これまでバラバラだったSNSとお店での広告を、つなぎ合わせることで、 **「話題になる」だけでなく、「手に取ってもらえる」**までを実現する。C Channelは、そんな買い物の新しいかたちをこれから広げていきます。
詳細のプレスリリースはこちら
本件に関するお問い合わせ
C Channel株式会社 広報担当 福永
コメント